本日始まった篠山紀信展。2008年の荒木経椎展がHP社のプリンタで出力しているのに対して今回はキャノンので出力。明かりの当て方等も含めて荒木経椎展に比べて格段に綺麗。
(荒木のはその数ヶ月前六本木ヒルズで行われた写真展に展示された写真より数段劣っていて、係員の人にどこで出力したのか聞いた位だったので比較するのが酷)
作品は今まで雑誌、写真集で公開されているもの+東北の震災関連の巨大写真。とにかく大きくて高岡早紀の写真とかおどろいた。(どんなに写真を大きくしても山口百恵の胸は大きくならんけど)
あと、今回の出力にはエディション番号、サイン等は表から見える部分には一切無し。ひっかかるのはこの前書いたNadiff Apartでの展覧会時、それぞれ3点限定(エディション番号・サイン付き)で売られていた60年代の写真のニュープリントの一部が今回展示されていた件。前回の3点限定というのがどういう意味か、今回のは版画で言うE.A.扱いなのか聞いてみたかったところ。(とにかく買わなくてよかったかな)
2時からの講演は最初から最後まで楽しい話。中身はかなりシビアな話も含んでいるが篠山氏にかかると全てが楽しく聞こえる。
・三島由紀夫の写真は2点以外にも死をテーマにした作品を撮っているが凄惨なものが多いため公開したことはない。ただし、三島の自決よりかなりの時が経っているのでいずれ公開したい。
・自分はイメージを壊すことを考えない。
・歌舞伎の写真は歌舞伎座3階から1200mmの望遠でとった。
・一連のパノラマ(シノラマ)写真は結構お金がかかるので今は撮っていない。
質問者も多く(1人ハグしてくれという女性がいたのには驚いた)自分まで質問の機会が回ってこなかったが楽しめた。
この後、東京に巡回するが、東京は会場が狭いため10点程すくないとのこと。熊本で見れるならどうぞこちらで見てくださいな。
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